旧じぇーしん日誌(~2013.10)

日本商品を中国に売り込んでます

家族構成を教えてください!!

 

先週、メルマガ執筆者3名での上海ビジネスセミナーを開催しました(http://www.gml-sh.com/seminar20130419.html)。第1回ということでしたが、有料セミナーでありながら当初予定の50名を上回る約70名の方にお集まりいただきました。ご来場いただいた方、誠にありがとうございました。第2回も絶賛計画中です。

 

さて、今回のセミナーでは、最後に30分ほどQ&Aのコーナーをもうけ、事前に会場の皆さんから頂いたアンケートにお答えする時間がありました。その中で一つ、「おやっ」と思う質問がありました。一言です。

 

「家族構成を教えてください」

 

Q&Aの時間は限りがあり質問数も多かったので、というか少し余談だったこともあり当日はスルーしてしまいましたスミマセン。とはいえ、例えば私が聴講者だったとしても、駐在という形ではなく「中国に乗り込んでビジネスを展開している日本人」の話を聞くに当たり、確かにまず最初に聞いてみたいことだよなと思い返しました。

 

一般的に、海外で働く人にとって、パターンはまぁ3つなわけです(男性視点)。

  1. 妻(+子)を連れて海外で一緒に暮らす
  2. (+子)を日本に置いて海外単身
  3. 独身

独身者はもう自由に好きに頑張れるだけ頑張ったらいい、という話でしょうが、1、2については日常生活で家族のケアにも十分注意を払わなくてはいけません。現地で奥さんをみつけた人はまた違ってくるんでしょうけど。

 

先日、某取引先の駐在者の方がある悩みを打ち明けてきました。その会社はまだ上海に現地法人をもっておらず、彼は中国事業の立ちあげ要員として昨年単身で上海にやってきました。日本人社員1人で中国事業の拡大に奮闘中です。ところが、その方はいま本業以外のところで悩んでいます。理由は、「中国の長期休みしか日本に帰れないから」だそうです。彼は日本に奥さんと生まれたばかりのお子さんを残して単身赴任をしています。奥さんが外国人ということもあり、日本で頼れる人も少ない。時間があればSkypeなどで連絡を取り合っていますが、彼も日本のご家族も不安定な精神状態が続いています。現在本社とかけあって環境の見直しを図っているようですが、こうしたケースはやはり本社のサポートがあっての話でしょう。

 

f:id:kane201:20130427131037j:plain 家庭も大事!

 

上記は駐在者のケースですが、中国で起業をしたような方でも、家族の関係で帰国を余儀なくされる人は少なくありません。「妻がもう中国生活に限界・・」「子供の教育は日本で・・」「親の介護で・・」 理由は様々です。よく起業前の人に対して、「家族を説得できないような人間が起業しても成功するわけがないぞ!」というようなことを言われますが、逆に言えば「家族のサポートなくして仕事は成就しないでしょ」という話です。そうですねハイ。

 

海外で仕事をする人達は、皆それぞれ自分の家族の“寛容な理解”を得て仕事をしています。イヤ俺は違う!とか言う人は傲慢で周りが見えていません。家族の理解あってこその仕事環境と認識してはじめて、自分のタイムリミットを理解しつつ仕事に邁進できるわけです。その意味では、その人の家族構成を聞くていうのは実は大切なことだよなと改めて思ったんですね。案外あなどれない質問です。

 

そんなわけで冒頭の質問、私の回答は上記の1に当たります。他のお二人については、・・・えー、もしかしたら機密事項かもしれませんので、ご本人に直接聞いてみてください。

 

 

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