旧じぇーしん日誌(~2013.10)

日本商品を中国に売り込んでます

上海に「江戸町」なる日本食街がオープンしていた

 

上海某所にある日本食ストリートに足を運んでみました。

 

f:id:kane201:20130429201052j:plain 『江戸町』

 

去年オープンしたショッピングセンターの2F、アパレルブランドが立ち並ぶ横にかなり唐突感のある日本空間。ちょうど行ったのが真っ昼間だったせいか人はほぼいませんでしたが、夜はどうなんでしょうかね?ちなみにこの『江戸町』、中国人経済ジャーナリストとして著名な莫邦富さんのコラム(ダイヤモンド・オンライン)でも過去に紹介されています

(参照)上海で再現される日本風商店街 政治はごたついても高まる日本食への投資熱

 

莫さんが視察されたのは昨年5月頃、その後中国では尖閣諸島国有化に伴い反日デモが激化し、上海では暴動こそ起こらなかったものの、「日本」の表記は極力避けられる時期が続きました。そうした時勢の影響もあり、おそらくこの『江戸町』も出鼻をくじかれ逆風下で相当苦しめられたんだろうなー・・と想像できますね。

 

f:id:kane201:20130429210028j:plain 店名が『浅草』・・

f:id:kane201:20130429201647j:plain 人通りはあまり・・

 

そうはいっても、ここのところの日中関係の落ち着き?を見計らってか、6月にグランドオープンという告知がありました。それまでにまた店でも増えるんでしょうか。同建物の地下には丸亀製麺すき家も出店してましたし、この辺りの人の流れは今後注目かもしれませんね、正直今は微妙ですが。

※場所は→上海弘基时尚生活中心2F(普陀区铜川路68号)

 

f:id:kane201:20130429201952j:plain 6/15盛大開業!・・なのか

 

以前のブログでも取り上げましたが、上海では日本くくりのショッピングスペースやレストラン街が結構たくさんあります(参照 『乱発ぎみの日本式ショッピングモール』)。なので今もテナント誘致の話なんかウチにも来たりするんですけど、日本企業はだいたいが及び腰です。こういうある程度長いスパンの事業ですと、先方は「今はよくても、日中関係はどうなるかわかりませんから・・」ってネガティブな回答が多いです。

 

『江戸町』については、見たところデザイン設計以外は日系企業は絡んでないっぽいです。しかし改めて思いますが、こういう中国で「日本文化」を売り出す事業はもっとどんどん日本企業が関わっていきたいもんです。せっかくの優位性ある『武器』ですし、みすみす現地の方々に使われるのはもったいないでしょう。また日本が育んだ文化・アイデアは正しく」「効果的に」「丁寧に中国人消費者に伝えていかないといけないと感じました。それはソフトサービス全般にも言えることですよね。例えば・・

 

f:id:kane201:20130429202616j:plain み、みきゃん・・?@脱ぎ捨てられてる

 

ゆるキャラも大事に売り込みたいものです