旧じぇーしん日誌(~2013.10)

日本商品を中国に売り込んでます

「中国フードビジネス勉強会」 やりました

 

先日、上海で 「中国フードビジネス勉強会」 が開催されました。

私も主催者の一人として、人集めから運営までバタバタと駆けまわっていました。

 

上海市内の洋食レストラン「GREEN HOUSE」の一角を貸し切り、まずは定員30名くらいで1回やってみようという目論見だったのですが、ふたを開けると会場には飛び込み客含め、総勢60名の方に集まっていただきました。

なんかもうギチギチ!

 

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想像以上の盛況でした。それもあって、当日の資料が足りないとか、後ろまで声が聞こえないとか、会場が狭いなどのトラブルが続々発生。関係者バタバタ。ひとえに運営側の準備・想定不足ですね。一部の皆様(特に後ろの席にいらした方々)には大変ご迷惑をおかけしました。この反省を生かして次はもっとしっかり盛り上げないといけないなと思いましたハイ。

 

さて肝心の講演ですが、今回は4名のスピーカーがそれぞれの立場で『日本の食』を語りました。

 

 司会:WELLSTAR CREATION 副総経理 三澤志洋

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本勉強会の司会進行で、かつ発起人でもある三澤さん。なぜか島耕作の話を引き合いに出しながら、中国から日本のフードビジネスをもっと盛り上げよう!という掛け声のもと、講演がスタートします。

 

(1人目) 「日本政府・JETROの『日本の食』海外進出支援事業」 

JETRO上海代表処 市場開発部(農林水産)部長 井上俊樹

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農林水産省からのご出向でJETRO上海にいらっしゃる井上さんからは、JETROの調査資料をもとに中国人消費者の需要や食市場の現状などをご紹介。今回の勉強会の目的でもある「官民一体となった日本食の普及」という点もしっかりフォローしていただきました。

 

(2人目) 「ハードルの高い日中食品貿易、それでも中国で日本食を売り切る方法」

J-XIN PARTNERS 総経理 金子恒平

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えぇ、私ですけどね。日本食品の中国輸入における貿易上の規制、課題点、大きい声では言えない抜け穴、ローカル情報、あとは中国販売時における市場概要などをお話しました。今回は流通関係者以外の方も多かったので、どこまで突っ込んだ話をするべきか悩みましたが、どう伝わったでしょうか。というか、音響のせいで後ろの席のほうはあまり聞こえなかったみたい・・・もったいなかったなぁ・・

 

(3人目) 「飲食経営のプロが語る、繁盛店の仕入れ食材の選び方」

上海烟美餐飲管理有限公司(kemuri Shanghai) 総経理 岡田博紀

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東京神楽坂でも飲食店(kemurihttp://www.enrest.co.jp/kemuri/)を経営されている岡田さんからは、中国での飲食店経営の可能性や現地食材卸の会社とのつきあい方などについて話していただきました。飲食店経営者が普段どのようなことを考えて商材を選び、また業者と付き合っているのかを分かりやすく解説してくれて、私もフムフムうなづくばかりでした。

 

(4人目) 「中国人富裕層への食品ダイレクト紹介プラットフォーム」

上海百帝賽元広告傳播有限公司(Coloreego) 董事長 中澤淳仁

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中国人富裕層への独自のネットワークをもつ中澤さんからは、中国富裕層マーケットの特異性とそこへのアプローチ方法を多くの事例を用いて紹介してもらいました。特に現在定期的に開催されている中国銀行VIPパーティー」などを活用したダイレクトアプローチ、さらにはこうした富裕層を会員化したメディアプロモーションなど、既存の日本企業の取り組みとは一線を画した独自の戦略に聴講者もかなり喰いついていました。

 

そんなこんなで、15:30から3時間くらい講演、その後1時間半くらい懇親会をやってお開きとなりました。運営面ではいろいろ反省点があったとはいえ、今回はたいした告知もしていなかったにも関わらず、これだけの人がドドっと集まってしまうのは結構なポテンシャルだよな~~、と運営者一同感じた次第です。みんな想いは一緒だなと。

 

 いずれにせよ、今回の結果を受けて、「こりゃぁ、第2回をやらないわけにはいかないぞ」ということになっていますので、内容はともかく、次回が決まればまた告知します!

 

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 今回決まった掛け声。これを叫んで皆で乾杯です!お忘れなく!