上海伊勢丹の地下がオープン
上海伊勢丹の地下食品売場がリニューアルオープンしてました。
以前も地下1Fはフードコートがあったんですけど、どうにもローカル臭が強くて「あんまり伊勢丹らしくないねぇ・・」という感じでした。で、今回満を持してのリニューアル。半年くらい改装工事してましたかね?フードコートや屋台、ベーカリーカフェ、ワインショップ、スーパーなどを取り揃えて一気に華やかになりました。
フードコード
スーパー
雰囲気としては、いいんじゃないでしょうか。なんといっても全体が明るくなりましたね。中国のローカル店舗って、どういうわけか店舗が薄暗くて天井が低く、ジメッとしている印象です。しかし伊勢丹はさすがに上手に店を作っているなという感じ。各店舗はもちろんバラバラですけど、全体的な統一感があって、自然とフロアを一周したくなる雰囲気が出来上がっていましたね。ちなみにテナントは日本の店舗を中心にけっこうたくさん入っていました。これからとんかつ和幸なども入るらしいです。
(参照)http://www.isetan.cn/sh/guide/b1.html
その中でも個人的に注目したのが、「新宿咖喱」。運営は京王グループのレストラン京王です。レストラン京王といえば、京王線住民にはすっかりお馴染みの「カレーショップC&C」が有名ですね。僕も日本にいた頃は京王線に住んでいたのでさんざんお世話になりました。そこの海外1号店だそうです。初っ端にココとは・・チャレンジングだなと。
さっそくオムカレーを食べてみましたが、まぁボチボチ中国式の味ですね。客層を考えればこのくらいがいいのかもしれません。オペレーションが少しばたついてたのはご愛嬌でしょう。中国のカレーショップは現状ココイチの独壇場ですので、ぜひとも第二勢力としてがんばっていってほしいもんです。
ちなみに、当社のビジネス的な視点で言うと、自前のスーパー(GL JAPANと提携)ができたのがGoodですね。伊勢丹は各種イベントや物産展などは盛り上がるのですが、自前の食品売場を持っていなかったために、「イベント終了⇒継続販売」のコンボが使えなかった点が他店と比べて弱みでした。スーパーを見渡すとまだ取り立てて目新しい商品があったわけではありませんが、今後は新宿伊勢丹のように新しい食トレンドを発信していくんではないでしょうか。そのへんのプラスアルファにも期待したいところです。
伊勢丹は当社オフィスから歩いて10分ほどの距離にあるので、今後もちょくちょくお客として利用させてもらう予定です。ビジネス面ではもう少し様子見でしょうかね、機会があればぜひという感じです。いずれにせよ、もうじき上海高島屋もオープンするので、こうした日系百貨店の中国攻勢は今後も要チェックやわ、だと思います。
以上現場からお伝えしました。