旧じぇーしん日誌(~2013.10)

日本商品を中国に売り込んでます

中国人はケチがお嫌い

 

中国人はレストランで食事をよく残す。

 

そもそも、中国のレストランマナーとして、日本のように追加注文を連発するようなことをしない。つまり初回注文でほぼすべてのオーダーを済ませるのが通例だったりする。さらに、「テーブルの料理がなくなったらゲストに失礼」という食作法が浸透している中国では、ホスト役が自らのメンツのために多め多めに料理を注文する。日本人からみると、「え、まだいくの?」と思うほどファーストオーダーが長い。結果、大事な会食の場ほど大量に料理が残る。最後まで料理が残っているほど“成功”だからだ。

f:id:kane201:20130106125010j:plain このくらい残して当たり前

 

ちなみに、NPOネットワーク「地球村」の報告によると(※1)、日本の食品廃棄率はどうやら世界トップらしい。また農林水産省の報告によれば2010年の食品廃棄物等の年間総発生量は2086万トンで(※2)、そのうちの500万トン以上はまだ食べられる状態にも関わらず廃棄されているという。これは日本の「品質至上主義」が背景にあり、短すぎる賞味期限や型くずれ等の過剰排除、商品サイクルの早さなどが挙げられる。たしかに、海外に住むと日本食品の異常な品質の高さを改めて感じる。そうすると、中国の食品廃棄率ってどのくらいなんだろうか?レストランの廃棄量はスゴイだろうが、案外家では慎ましくゴミをそれほど出さないのかもしれない。ちょっとくらい傷んでたって炒めて食べちゃうのが中国なんだから、割合はそれほど高くないとも考えられるか・・。

f:id:kane201:20130106153504j:plain 日本食品は確かに安心だけど・・

 

とにかく、 中国人はレストランで食事をよく残す。

それはなぜか。外でケチな人間は嫌われるからだ。

 

以前、当社の女性スタッフが2対2の食事会をしたそうな。そこで一人の男性が料理を注文したのだが、出てきた料理数が6品だったことにスタッフはすごい不満があったらしい。「4人で6品て!あんなケチな男とは2度と連絡とりませんよ!」。。日本人からすると今ひとつピンとこないもんだが、「じゃぁ逆に10品くらい頼んで大量に余らせたらどうなの?」と聞くと、「それはいいですね。優しさを感じます。また会ってあげてもいいです」と答えた。もちろん金を払うのは男だ。中国の男は大変だな・・・と僕らは改めて感じてしまうわけだ。

 

そういえば、中国人が“割り勘”を嫌うのも同じ理由のように感じる。中国人からみると、割り勘ってケチくさく映る。食事の席では、ホスト役がお代を支払うのが当たり前。お返しは、今度こちらがホストになって全部支払えばいいだけ。「カップルだってそうです。基本は彼氏が全部支払う。いつも悪いな、と思えばたまに彼女が払えばいいんです」。なるほど、そうやって見るとむしろバランスが取れているようにも感じてしまうから不思議だ。

 

食べ物も残さず、女性とも割り勘でご飯を食べちゃう日本人。

グローバルでみればただのケチな人種ってだけなのかもしれない。

 

 

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山梨・栃木・岩手でセミナーします

 

今回は告知です。

上海でJETROの仕事をしている関係で、日本からお呼びがかかりました。1月の真ん中頃に甲府、宇都宮、盛岡でセミナーします。

 

【中国食品市場開拓セミナー】

1月16日(水)甲府 http://www.jetro.go.jp/events/seminar/20121225320-event

1月17日(木)宇都宮 http://www.jetro.go.jp/events/seminar/20121219950-event

1月18日(金)盛岡 http://www.jetro.go.jp/events/seminar/20121218608-event

 

今回のテーマは「中国・上海近郊における日本食品市場の現状と課題」ということで、昨今の日中関係や中国人消費者の現状、日本産食品の売れ行き、またセミナー地域の特産品の市場性などについてお話させていただく予定です。相変わらず浮き沈みの激しい中国市場で、日本企業からは悲観的な声も聞かれる昨今ですが、一応現場からの声としてリアルな状況や今後の展望などをお伝えできればと考えています。

 

また当日は時間の許す範囲で商談的な話もできればいいなと企んでいます。当社も2013年は商社として仕入れを強化していく予定ですので、中国展開を考えられている企業様はお気軽に足を運んでいただければ幸いです。

 

お近くの方はぜひご来場ください!

それでは2013年も何卒よろしくお願い致します。

 

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おとなり寧波の市場性

 

出張で寧波(ニンポー)市に行ってきました。

 

f:id:kane201:20121220102522j:plain 車で約3時間

 

浙江省随一の経済発展都市であり、富裕層が多いことでも知られる寧波。これまで仕事で絡んでいたにも関わらず、なにげに初訪問でどうもスミマセン。今回は市場調査業務のため、市内店舗の視察や、市政府及び現地バイヤーの方々に話を聞いてまいりました。

 

全体の雑感としては、噂通り金持ちが多い街だなと感じました。外資系の高級ブランドショップもどんどんできてますし、欧米系の高級レストランや高そうな和食料理店もたくさんありました。また街の景観が実に綺麗で、上海の路地裏的な雑多さはあまり見かけませんでした。この点、杭州と比べて政府主導の街づくりが進んでいるのかなと感じた次第です。

f:id:kane201:20121220122025j:plain 綺麗な街並み

f:id:kane201:20121220121530j:plain 貿易局の輸入商品センター

 

また寧波の食まわりについて。今回はこれがメインの調査ですからね。寧波料理は伝統的に海の幸をふんだんに使っており、また素材の味をそのまま活かすような料理法がメインのようです。なので日本人の舌にはよく合いますね。中華料理屋にいながら「あぁ日本酒が飲みたいな」と思わせてくれます。そんな寧波料理ですが、最近の寧波人は中華料理でもワインを愛飲します。もちろん白酒や紹興酒も飲むには飲みますが、寧波市ではワインの消費増大が目覚ましく、寧波の港においても食品分野では欧州からのワイン輸入が多数を占めているんですね。

f:id:kane201:20121220121533j:plain 市内スーパーのワイン売り場

 

輸入食品においては、前述のワインが寧波市政府として今最もプッシュしている商材であり、保税区の展示センター等でも欧米企業がブースを構えて大きく宣伝していました。寧波は港湾都市ということもあって、かつては輸出産業が活発でしたが、内地の所得向上もあり、ここ数年は輸入にシフトしつつあります。その中で欧州ワインや粉ミルク、果物、コーヒー、米、オリーブオイルなどが輸入重点項目として注目されてきているんですね。ちなみに日本からの食品はというと・・・現状はほとんどありません。一部市内に流通する日本産食品は、上海や深センから入ってきたものが大半でした。

 

かつて寧波で輸入食品ビジネスをされていた日本人の方が言っていましたが、「寧波は富裕層の数が多いが、上海と比べて成熟度が高くない。そのため、消費は家や車などにまず集中してしまい、食事についても派手な高級中華でワイワイ食べることが彼らの贅沢になっている。」という感想が印象的でした。このあたりの視点は同意です。「未開市場に乗り込むタイミング」というのは本当に難しいもんだと日々感じる次第ですが、中国歴ウン十年の方からみれば「15年前の上海だって同じようなもんよ」という意見もあるように、結局のところ、強い意志でもってエイヤ!で飛び込む先走り企業こそが次の成功者たりえるのかなとも感じます。

f:id:kane201:20121220203353j:plain 日本料理屋のメニュー。。

 

当社も寧波市政府とはたまたまツテが合って比較的優遇されうるポジションにいます。そうはいっても扱うものが食品ですので、最終的には消費者の食文化の変化にアジャストしていかなくてはいけないのが実情です。そんな中で、寧波の今後10年の市場性をどうみるべきか。結論をいえば、今のうちに攻めない手はないだろうと感じています。当社もこれまでは手が回らず“近からず遠からず"の関係でいましたが、今後はもう一歩踏み込んで寧波市場にアプローチしてみようと目下計画中です。

 

上海市場の競争激化が叫ばれて久しくなりました。取り巻く状況の厳しさに気づいた各社は、上海を軸にプラスワン、プラスツーの新たな市場を探しています。そこに寧波がどれだけ存在感を高めていけるか、今後数年は勝負の年になるのではないでしょうか。

 

当社も「来年が勝負が年!」と言い続けて早やウン年。

とりあえず年内にしっかりレポートまとめて、気持ちよく年を越したいと思います。

 

 

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上海の子供が外食に走る理由

 

いま上海の一般家庭では、「夜の外食」が増えてるらしいという話を耳にした。

 

「あぁ、両親が共働きで忙しいからでしょ?」

「いえ、それもありますけど、今の子供たちは家の料理が好きじゃないんです」

「え、なんで?」

「美味しくないからですよ。レストランの料理のほうが美味しいでしょう?」

「まぁ・・うーん。。でもおふくろの味って一番美味しいもんじゃない?」

「私の子供にしたら、母親でなくおばあちゃんの味ですけどね」

「・・ああそうね」

 f:id:kane201:20121212202138j:plain 上海家庭料理の一つ「紅焼肉」

 

話し相手は友人の某上海人、彼にも小学生の息子がいる。彼の奥さんもフルタイムで働いているので、基本的に料理は彼のお母さん(おばあちゃん)が作る。上海のごく一般的な家庭の形だろう。しかしその息子さんはおばあちゃんの作る料理があまり好きではないという。なんで嫌いなのかと聞いてみると、彼はちょっと考えて2つの理由を挙げた。

1.上海は世界中の料理が手軽に食べられるから、そっちに舌が慣れた

2.貧しい時代に育った祖父母世代は、基本的に料理が上手ではない

なるほど、1の理由はよくわかる。日本でもかつてよく言われていたことだ。2の理由はちょっと風当たり強そうだけど、過去数十年の歴史を振り返れば一理あるような気がしないでもない。

 

純粋に疑問だが、舌の好みって小さい時に馴染んだ食べ物に染まるものではないんだろうか?たしかに自分の子供時代もたまに家族でいくファミレスはとても楽しみだったが、「家の料理が好きじゃない」と思うことはなかったし、少なくとも周囲の友達にもあまりいなかった気がする。たまたま自分の周りにはいなかっただけか、はたまた日本の現代っ子は違うのか。

f:id:kane201:20121212113338j:plain 最初が肝心でしょ?

 

ひとまず子供の好き嫌いの話は置いておくとして、「上海の家庭が家で食事をしない理由」はもう少しあるだろう。まずはレストランの多様化と手軽さ。ファーストフードから欧米風レストラン、和食屋まで値段もピンきりであるので外食には困らない。あとは、中華料理の“おかずの多さ"も一つの要因かもしれない。そもそも中華料理は単品では成立しない。「食卓でおかずが2品だったら机ひっくり返しますよ!」と叫ぶ中国人もいるくらいなので、それなりに手間と時間を要する。また上海では比較的狭い家に3世帯が住むケースも多いので、その分キッチンスペースも限られるため、十分な料理も作りづらいなんて理由もあるんだろか。

 

「日本だと惣菜屋でおかずを買って帰ることって多いけど、上海ではどうなの?」

「あるにはありますけど、ウチは少ないです。冷めちゃったら美味しくないし」

「電子レンジで温めればいいでしょ」

「レンジは家に一応ありますけど、ほとんど使いません」

「あ、そうなの?どうして?」

「なんでですかね。あんまり必要な時がないんですよ。捨ててもいいくらいです」

 

中国では、電子レンジを使う文化が上海ですらまだ浸透しきれていない。最近はコンビニ弁当が普及してきてレンジが身近になってきてはいるものの、30代くらいの人でもレンジを使う習慣がない人だって珍しくない。中国人は冷めた食事を嫌うので、一旦冷めてしまったものは炒めるか蒸すなどして再び食べるのが主流らしい。うーん、そうすると冷凍食品の道はまだまだ険しいな。。

 

もちろん、家庭料理が絶対である必要は全くない、と思う、たぶん。しかし故郷に帰ってたまに食べる母親の手料理を美味しく思えなくなってはなんだか寂しい気もする。それって家族の繋がりにも影響を及ぼさないのかとおせっかいながら心配してしまう。

「そもそも奥さんって料理できるの?」

「本人はやればできるって言いますけど。食べたことはありません」

「付き合ってる時とか、彼女の手料理食べたいなとかって思ったりしなかった?」

「いえ、特に。デートはすべて外食でしたし」

「はぁ・・」

「それよりもレストランのグレードのほうがよっぽど重要な問題でした」

「・・こっちは色々お金かかるもんね」

 f:id:kane201:20121212113944j:plainこういうのもいいけどさ

 

経済が成長し、人々の生活習慣もドンドン変容する上海みたいな大都市では、伝統的な食習慣を次世代に受け継ぐこともどうやら大変なことらしいという話でした。

 

 

上海マラソンと日中関係

 

2012上海マラソンに参加しました。

レース当日の12月2日はあいにくの雨。とにかく朝が寒かった。。

 

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初のフルマラソン挑戦にも関わらず、ぜんぜん練習ができてなかったこともあり後半は足が完全に悲鳴をあげてしまいました。残念ながら5時間以内という目標タイムには及びませんでしたが、ひとまず完走できたのでまぁ良かったかなと納得しています。

 

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さて、今年の中国マラソンといえば、北京マラソン(11/25開催)が応募開始時に日本人の参加を拒否する事態が発生し、日本でも話題になりました。その後、この状況がネット経由で中国国内でも知れわたり、世論が運営当局を一斉に批判、その後一転して参加が認められるというすったもんだがありました。なんでしょう、分かりやすくていいですね。こうした「下からの突き上げで上が方針変更する」というケースは、微博の普及と合わせて中国でもここ最近特に増加しています。この点だけみても中国国内のパワーバランスの変化を見ることができますね。

 

そして今回の上海マラソン。日中情勢を考慮し、今年は日本スポンサーをすべて外して開催することになりました。上海マラソンはこれまで冠スポンサーとして東レが特別協賛しており、その他ミズノやYKK、JCBなども名を連ねる日本企業とは縁深いイベントでしたが。。。今回は日中関係に引っ張られて残念でしたね。実際のトコロ運営面は大丈夫なのかなという懸念もありましたが、今年で17回目ということもあってか、大きな混乱もなく平穏に終わったと思います。もちろん、日本人だからどうこうということもありませんでした。

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2012上海マラソンスポンサー。ちなみに給水はゲータレードでした。

http://www.shmarathon.com/home.php

 

それにしても、中国はこういう「和やかな国際イベント」こそ、もっと海外に向けてアピールしないといけないんじゃないかと最近改めて感じています。

 

先日、当社に訪問してきた日本企業の社長の話が印象的でした。「本当はウチの女性担当スタッフも上海に来るはずだったんですよ。でも直前になってその子の両親から連絡がありましてね。ウチの娘を中国に行かせないでくれって懇願されちゃって」。子供の職場に親が出てくる時点でちょっとあれあれ?って感じではありますが、しかし一部の人であれ、いまの中国をおよそ危険地帯のように見ていることがなんとも複雑な気持ちでした。

 

今回の北京、上海のマラソンについても、日本にいる人からみれば「日本人の参加が拒否された!」「日本企業のスポンサーが外された!」という点がフューチャーされてしまい、そこだけが皆の記憶に残ってしまったんじゃないかと危惧しています。上海マラソンに関して言えば、当日は色々な国の人達が和気あいあいと楽しく盛り上がったイベントであっただけに、そうした「中国の和やかなひと時」も日本にもっと発信したほうがよかろうと思うわけです。

 

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(参照)http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7900.html

(参考)http://www.asahi.com/politics/update/1127/TKY201211260783.html

 

こんな状況ですしね。まずは足元のイメージからでもお互い変えていきたいとこです。

 

上海伊勢丹の地下がオープン

 

上海伊勢丹の地下食品売場がリニューアルオープンしてました。

 

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以前も地下1Fはフードコートがあったんですけど、どうにもローカル臭が強くて「あんまり伊勢丹らしくないねぇ・・」という感じでした。で、今回満を持してのリニューアル。半年くらい改装工事してましたかね?フードコートや屋台、ベーカリーカフェ、ワインショップ、スーパーなどを取り揃えて一気に華やかになりました。

f:id:kane201:20121127185016j:plain フードコード

f:id:kane201:20121127185019j:plain スーパー

 

雰囲気としては、いいんじゃないでしょうか。なんといっても全体が明るくなりましたね。中国のローカル店舗って、どういうわけか店舗が薄暗くて天井が低く、ジメッとしている印象です。しかし伊勢丹はさすがに上手に店を作っているなという感じ。各店舗はもちろんバラバラですけど、全体的な統一感があって、自然とフロアを一周したくなる雰囲気が出来上がっていましたね。ちなみにテナントは日本の店舗を中心にけっこうたくさん入っていました。これからとんかつ和幸なども入るらしいです。

 

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(参照)http://www.isetan.cn/sh/guide/b1.html

 

その中でも個人的に注目したのが、「新宿咖喱」。運営は京王グループレストラン京王です。レストラン京王といえば、京王線住民にはすっかりお馴染みの「カレーショップC&C」が有名ですね。僕も日本にいた頃は京王線に住んでいたのでさんざんお世話になりました。そこの海外1号店だそうです。初っ端にココとは・・チャレンジングだなと。

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さっそくオムカレーを食べてみましたが、まぁボチボチ中国式の味ですね。客層を考えればこのくらいがいいのかもしれません。オペレーションが少しばたついてたのはご愛嬌でしょう。中国のカレーショップは現状ココイチの独壇場ですので、ぜひとも第二勢力としてがんばっていってほしいもんです。

 

ちなみに、当社のビジネス的な視点で言うと、自前のスーパー(GL JAPANと提携)ができたのがGoodですね。伊勢丹は各種イベントや物産展などは盛り上がるのですが、自前の食品売場を持っていなかったために、「イベント終了⇒継続販売」のコンボが使えなかった点が他店と比べて弱みでした。スーパーを見渡すとまだ取り立てて目新しい商品があったわけではありませんが、今後は新宿伊勢丹のように新しい食トレンドを発信していくんではないでしょうか。そのへんのプラスアルファにも期待したいところです。

 

伊勢丹は当社オフィスから歩いて10分ほどの距離にあるので、今後もちょくちょくお客として利用させてもらう予定です。ビジネス面ではもう少し様子見でしょうかね、機会があればぜひという感じです。いずれにせよ、もうじき上海高島屋もオープンするので、こうした日系百貨店の中国攻勢は今後も要チェックやわ、だと思います。

 

以上現場からお伝えしました。

 

メルマガにコラムを書きます

 

今回は宣伝です。

 

上海で経営コンサルタントとして活躍されている江口さんのメルマガ内にて、コラムを差し込ませてもらうことになりました。その名も、

 

江口、金子、富井の「心理学とロジックで考える中国ビジネス

http://www.mag2.com/m/0001506310.html

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写真の江口さんとは、以前インタビューをしていただいた(http://diamond.jp/articles/-/24198)ご縁から続いており、今回ひょんなきっかけで参加することとなりました。これまで江口さんが書かれていた有料メールマガジンをベースに、中国版100円ショップ「一伍一拾」を展開中の富井伸行さんとともにコラムを1本ずつ書かせてもらっています。名前まで入れてもらって恐縮です。1ヶ月間の無料購読もできるらしいので、ご興味あればぽちっとなしてみてください。

 

この「じぇーしん日誌」については、現在週1回程度のペースで書いていますし、今後もたぶんそうなります。そもそも、中国市場に対する敷居の高さというか偏見?も少なくない中で、もう少し良くも悪くもクリアにできればいいかなという思いが背景にありました。またついでに、ここ上海においてもキナ臭い商売をしている日系企業風の会社がたくさんあるわけですよね。その中の一つである当社ですが、ブログをみてもらって「こんなろくでもない話を飽きもせず書いてる日本人総経理がいるなら、試しに一回会ってみてもいいかな・・・」くらいに思ってくれたら儲けもんだという狙いもあるんですね、正直。

 

一方でメルマガについては、もっちょっと硬派に、中国事業に実際に関わる(もしくはこれから関わる予定)の企業関係者にむけて、なるべく生の情報や具体的な課題、解決案や実際の事例などを紹介したいなと思っています。プロのコンサルタントの方のコンテンツに忍ばせていただいているわけなので、基本的には「現場視点から鮮度ある情報を」をモットーにお届けしたいと思っています。

 

これまで、このブログも立ち位置がイマイチ定まらないまま好き放題書いてきましたので、今後はこうした区分けのもと、それぞれをもっと深めてガッツリご紹介していく予定です。

 

そんなわけで、ぜひともメルマガ、ブログ共々よろしくお願い致します。